今日まで世間一般で言われている連休だ。だが町工場のおっさんであるあいつには全く関係ない。連休中も図面描きに勤しむ。電話も鳴らない静かな事務所での仕事だ。はかどるに違いない。だがその図面描きの良きアイデアはなかなか浮かばない。大きく背伸びをする。席を立つ。机の周りをうろつき頭をひねる。一向に冴えない。あいつの愛おしくもはかない脳細胞からは一向にひらめきを生んではくれない。
突然あいつは事務所扉を明けると階段を駆け下り外へと出る。アスファルトとコンクリートで固められた土が見えない人工造形道路、建物を見回す。そして脇目も振らず駆けだした。事務所周りを走る。走って走って突っ走る。自然の川でありながら人工コンクリートで覆われた川へと向かう。川を左手にし走る。走って走って突っ走る。その様子が下記に掲載された動画に違いない。
【若返る町工場のおっさん!!】ビデオです。(音楽を聴きながらお楽しみください。)
走り終わると階段を駆け上がる。事務所扉を明け事務所内に入る。呼吸は荒い。しばし膝に手をやり頭下げる。息苦しい。「ハアハア」。呼吸が整うまでそのままだ。体全身を程良い疲れが覆う。体を起こすと深呼吸を何度か繰り返す。右足を踏み出しパソコンが置かれた机へ向かう。椅子に座る。倒れ込むように座る。目の前のパソコン22インチの液晶画面は点灯されたままだ。スクリーンセーバーで勝手に画面に模様を映し出している。右手でマウスを持ち動かす。そしてCAD図面へと戻す。右手を動かし図面描きを続けようとする。だが一向に動かない。右手のマウスは動いてくれない。浮かばない。やはりアイデアは目の前には現れてはくれない。
だが又しても脳細胞を支配し始めた。その支配する領地は次第に大きくなる一方だ。そのうちとうとうあいつの脳細胞全体、あいつの頭の中はその事で一杯になる。「仕方がない。」と一人ごち右手マウスはようやく動き出したのだが、何と今ブログソフトの画面を映し出す。右手はマウスから外され左手と一緒にキーボードを叩き始める。何やら書き始めた。何とあいつはこのブログへ文字、文章を書き始めたのだ。
有機物あるいはバイオマス利活用用途の一つとして「堆肥」がある。廃棄物にならずに資源リサイクルに繋がり良い方法だと思われる。ところが実際は堆肥化されても使用されず廃棄されている実態を色々な方から耳にする。
この堆肥。捨てられると土壌汚染そして地下水汚染に繋がる。それは窒素飢餓、酸素障害そしてカリウム放出による地下水汚染だ。畜産農家が堆肥を雨ざらしの状態で積んでおくことは、家畜排せつ物法によって禁止されているほどだ。
工場汚泥廃棄物の捨て場、行き場がなくなりつつある。過去可能であった海洋投棄は既に禁止されている。それにより工場の生産量のアップ、増産が難しくなったと耳にするようになる。増産すればそれだけ廃棄物も増える。その廃棄物は工場外へ捨てられる。増加分の廃棄物を従来通り引取の要請をするが断られる。製品増産に伴う汚泥廃棄物の増加分を捨てる場所ない。廃棄物処理の場所の確保が難しくなる一方の状況だ。そのため製品増産に伴い会社の利益を上げる折角の機会を逃すことにもなりかねない。
ある地域では廃菌床の問題解を急いでいる地域がある。既にかなりの量が捨てられ放置されている。この廃菌床。発酵が進むと環境に対し様々な影響があるらしい。廃菌床は廃棄物だ。これも利活用用途はあると聞いていた。ところが既に捨て場に困っている状況だと言う。生産すれば必ず出て来る。今後どうするか。一刻の猶予もないと言われるが。
あいつは書き終えるとキーボードから両手を外す。しばし自分で書き記した文字をしばし眺める。そして一人ごつ。キーボードを叩き始めた。
「これからもバイオマス馬鹿野郎であることには変わりない。そして回答の一つは乾燥し燃料として使う事だ。それは決して不可能ではなく既に実現可能だ。」
と書き記した。キーボードから両手を外すと右手には又してもマウスを抱える。今ブログソフトは画面から消え再びCADソフトの画面が映し出される。右手のマウスは動かない。どれほど時間が経過しただろう。その後右手が動いた気配は全くない。良きアイデアは一体いつ浮かび上がるのであろうか。それとも又走り出すのであろうか。
2011年1月10日の青二才バイオマスゲリラセミナ~の様子。バイオマス資源の区分、体系。どんなものがあるんですか。
それでは股です。
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